ラクなバイトを見つけ出す
世の中キツイバイトとラクなバイトの差があるものだ。
何を持ってラクかキツイかは人によってそれぞれ違うだろうが、私は当時複数のバイトを掛け持ちしながら毎日働いていたから、あまりに体力を使うような力仕事や、精神的なストレスがたまりそうな営業とか電話のクレーム対応とか、目を酷使するようなパソコンをずっと使ったオフィスワークなんかはなるたけ避けるようにして長く続けられそうな、つまりなるべくラクそうなバイトを中心に選ぶようにしてきた。
ラクなバイトにありつく迄には、最初はやはりいろいろな仕事を経験してみないとならないだろう。
雑誌やネットの募集要項だけ読んでもそのバイトがラクかどうかはハッキリと分からないからだ。
その分野の仕事を経験している人であるならば仕事内容についての見当は大よそつくのだろうが、実際そのバイトがラクとかオイシイとかは会社の方針や現場の雰囲気とか職場の人間関係等によっても決まってくるものである。
そいうい部分というのはその会社に入ってみて、そこで実際に仕事をしてみなければ分からない事なので、ブラックなバイトに当たるかどうかというのはかなり運に拠る部分も大きい。
仕事がラクな時期と時間帯
ここで少し想像力を働かせてみよう。
例えば飲食店や飲み屋なんかは特に夕方~夜にかけての時間帯に仕事終わりのサラリーマンだとかOL、大学やバイトが終わった学生や大人達が大勢来店する事になるから当然のごとく忙しい。
特に祝日・休日前、金、土曜といった週末の夜は一番店が混雑するだろうという事は想像に難くない。
立ち食い蕎麦屋等であれば、朝は通勤前のサラリーマンが列をなす時間帯だ。
日にちの関係も考えると、月末の一般的な会社員達の給料日前と後ではやはり客の入りは違ってくる。
配送・物流関係の仕事であれば、お盆や中元、クリスマス等の行事やイベントの時期に物量が集中する事になるだろうし、お役所関係の事務仕事についているような人ならば、年度末前の1~2月辺りが一番忙しいという事は誰もが知っている。
仕事でラクがしたい人は、そういう忙しい時は敢えて避けるようなシフトを前もって組むようにしておきたいものだ。
ただし、そうは問屋がおろしてくれない場合も多く、そもそも雇用側も無駄に人件費を使って人を遊ばせておくほど余裕は無いのだから、仕事が暇な時間帯や曜日にシフトを入れる事自体が難しいという事も珍しくない。
連休中やお歳暮の時期等に、狙ったように休みを入れたりすると上司から嫌な顔をされるのがオチだ。
だが、そういう忙しい時期というのは雇用側も人手不足を補う為に、募集をかける事が殆どなので、仕事にはありつき易いというメリットもある。
夜勤の仕事を選ぶ
仕事は夜勤がラクだ。これは憶えておいても損はない。
昼間と違ってコールセンター等は深夜~朝方にもなれば問い合わせの電話も殆ど来なくなる。
ファミレスとか漫画喫茶も同様で、昼間ほど来客がないから仕事は至ってラクになるだろう。
24時間警備員が常駐するようなマンションやビル、駐車場なんかの受付も、終電が無くなった後には訪れる人も稀だ。
夜勤の仕事というものは最初のうちは確かに眠いし、人間本来の生活リズムに真っ向から反している為、一般的には敬遠されがちなものだがその分時給も高く設定されているので稼ぐのにはもってこいなのだ。
加えて仕事はラクな場合が多いのだから、今までやった事が無いという人は是非一度経験してみる事を勧めたい。
だが、それでも運悪く時には大ハズレの大変な仕事に当たったりした事も一回や二回ではなかった。
やはり仕事というのは実際にやってみない限り、外側からでは何も分かるものではないが、少しづつ色々な経験を積んでいくとラクなバイトとキツいバイトというものがやがて何となく見分けられるようになってくる。
そうなるようになる迄はまだしばらく時間もかかるだろうが、ラクでおいしい仕事にありつけるように諦めずに頑張っていこう。