フリーターがバイトで家を買う その3

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私が初めて買った家の話

私が初めて家を買ったのは、確か23歳位の時だった。

その時手に入れた物件は都内某区にある木造一戸建てで、24坪はあったと思う。

競売物件故、多少面倒な手続き等も幾つかあったが特にトラブルもなく無事に購入する事が出来、その後は自分で床板を張ったりトイレを洋式にして風呂場のタイルを全て張り替えたりと必要な手直しをしてしばらく快適に住んでいたのだ。

こういうのも業者に頼めば軽く数百万はかかるだろうが、自分でやれば材料費だけで済む。

そもそも何故私は家を買おうと思ったか

当時私はサラリーマンにはほとほと嫌気が差していたので、勤めていた会社をサッパリと退職した後に気分転換と頑張った自分へのご褒美も兼ねてバリ島に行ってフラフラ遊んでいた。

最初は人並みにダイビングとかシュノーケリング等にチャレンジしてみたりするものの、そんなのはせいぜい最初の1週間位で終り。

後はビール片手にビーチのハンモックで昼寝ばっかりしている毎日を送っていたのだが、私のような怠け者にとってそういう暮らしぶりというものは一度嵌ってしまうともう元に戻れなくなってしまう危険なものだという事だ。

だが、いくら居心地が良いとはいえ、いつまでもここでこうして居られる程金も無いし、生きる為にはこれから何か金を稼ぐ事をしなくてはなぁ、と思っていたところ、年に数回はバリやスマトラにサーフィンをしに来ているという日本人のサーファーと出会った。

の人は都内に古くて小さいながらもアパートを持っており、その家賃のアガりがある故、働かずにこっちでどれだけ長く遊んでいようが勝手に収入は入ってくるとの事だった。

何とも羨ましいご身分ですなぁ、と貧乏借家住まいの自分にとってはまるで関係の無い話であると思いながら適当に聞いていたのだが、自分の家を持つというのは確かにアリだという事をこの時初めて私は意識したものだった。

というのも、毎月の家賃の支払いに追われる事無く生きられるというのは大変な開放感と自由というものを享受出来るからだ。

私の場合、ここには借りている部屋は引き払わずに来ている訳だから実際部屋に住んでいようがいまいが当然、その間の家賃は発生する事になる。

例えもう2~3ヶ月ここでまったりしたいと思っても、その間は使っていない部屋に対して家賃を払わなければならないのだが、これが持ち家となれば話は全く違ってくる。

ましてや、彼のように部屋数に余裕があって人様に貸せるというのであればお金まで入ってくるワケで、こんなに美味しい方法も他に無いというものだ。

まぁ、何事にも苦労はあるだろうし、そう簡単に事が全て上手くいくものでは無いというのは分かっているので大家ビジネスに関してはともかく、自分が住む家くらいは早いうちに買ってしまった方が後々ラクかも…、という風に思えたのだ。

家を買うまでの苦労

バリから帰国して、私は早速都内に家を買う為の準備を始める事になる。

だが、庭付きの新築注文住宅だとか、コンシェルジェがいるような海沿いのタワーマンションの最上階なんて一生かかってもその時の私には買えるものではない。

私の場合、購入するのはマンションではなくどうしても一軒屋が良かったので、多少築年数がいっているようなモノであっても自分で内装を手直しすれば幾らでも快適に住めると思って探したのだが、ネットや不動産屋等を周って価格を調べてみると、確かに数も少なく多少条件は悪かったりするものの、数百万円程度からゲット出来る家というのは確かに存在する。

後はそれを買う金の問題だ。

何しろ先立つものがなくては始まらないが、といってもマトモに定職に就いていない自分にローンや融資を組んでくれる所などこの世にありはしない。

なけなしの貯金だけでは頭金にもならないから、これはもう数年間必死で働いて金を用意するしかなかろうと腹をくくったのだ。

飽きっぽい私は、なるべく短期間でケリをつけなければこの計画も途中で投げてしまうような気がしていたから、とにかく集中的に稼ぐ事にした。

3~4つの仕事を掛け持ちし、一日の平均睡眠時間は約2~3時間。真冬や真夏に屋外でキツイ肉労なんかもやりつつ、酒も博打も女もやらずに(酒と女は元々やらないが。)土日祝日関係無しに馬車馬の如く働いて2年間で何とか500万以上貯める事が出来た。

パソコンのマウスをクリックしてほんの数分で何千万円も稼ぐような仕事をしている人達から見れば何ともスケールの小さな話ではあるが、まぁ人は人だ。

ともかく、そんなこんなでその後無事にマイホームをゲット。都内へのアクセスが良い場所なのでに通勤の便も問題なし。

この数年後、私は賃貸・投資用としてまた別の物件を手に入れて、今ではそこから家賃収入を得るようになったのだ。

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