ラクなバイト 警備員編 その3

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警備業が人気の無い理由

前回の記事で散々述べてきたように、警備会社に入って警備の仕事に就くというのはなかなか骨が折れるものだ。

入社したら全員スグに規定の事前研修を受けなければならず、一度仕事を辞めて別の警備会社に入りなおしたとしても研修はまた一から受け直さなければならない。

仕事柄、会社の雰囲気はお堅い印象で、特に古くからあるような有名大手の警備会社ともなると、バイトであろうがとても気楽にやれるような雰囲気じゃあない。

反面仕事内容は至って単純で、頭も体力も使わない場合が多いのだが、逆にそういうのを好まないという人もいる。

それ故、警備業というのを敢えてやりたがる人は少なく、現在勤めているような人でも数年以内にあっさり辞めてしまうケースが多い。

長年警備員を続けている人達

それでも警備員として働くバイトの中には、20~40年といった長い勤務歴を誇る人達も少なくない。概して施設警備や交通誘導警備では従業員の年齢層が高いのが特徴だが、その理由はやはりこの業務がラクだからという以外考えられない。

警備員はタクシードライバー同様に、歳をとってもやれる数少ない仕事の一つなのだ。

体力は殆ど使わないし、仕事のノルマも無い、人間関係もそんなに面倒ではない。規則にうるさい分、会社はそれなりにちゃんとしている所が多く、従業員は社会保障も受けられるので安定感がある。

一度この職にどっぷりと浸かってしまうとなかなか辞める事が出来ずに、いつまでもずるずると続けてしまい、気がついたらすっかり歳をとっている、そういう人が特に施設警備員には多いのが特徴だ。

施設警備のメリット・良い点

交通誘導警備は立ったまま屋外で夏場や冬場の厳しい環境の中でも行わなければならない仕事であるのに対して、施設警備員は基本空調の効いた屋内で椅子にずっと座っているだけだ。

いつ誰が来るかは分からないので、勤務時間中はどんなに暇でもあからさまな居眠りやその場を離れるといった事は出来ず、一応ちゃんとして受付にいなければならないが。

施設に出入りする人や車をチェックするのが主な目的なので、出入りがなければやる事も無く、監視カメラのモニターをチェックしたりする業務もあるが、犯罪や事件等はそうそう滅多に起こるようなものではない。

とにかく、仕事にノルマというものが無いのがこの業種の最大の特徴で、時間に追われる事も無しに至ってマイペースでのんびりやれる所が精神的にも肉体的にも非常に気楽な部分であると言えるのだ。

配達やドライバーの仕事であれば、時間内に託された荷物を全て届けなければならないし、指定の時間に現場に到着するように気を使わなければならない。営業であれば一ヶ月に達成しなければならないノルマというのは常について回るものだ。

たまに来客と接する事があるとは言え、店舗の販売員のように細かい接客マニュアルとか嫌なクレーム対応も警備員にはほぼ不要。極端な話、勤務時間中にただそこに居さえすればいい、という内容なのだ。

また、施設警備は基本的に数人で行う交代制の業務が殆どで、数時間毎に休憩があり、泊まり勤務の場合は仮眠時間もしっかりと割り当てられているので長時間の勤務とは言え、身体にそれほど負担はかからない。

施設警備のデメリット・悪い点

施設警備の最大の特徴であり、デメリットは現場の拘束時間がやたらと長いという点で、夜勤帯だけのシフトであれば話は別だが、大抵の現場には当直があり、その場合24時間以上、ひどい所では3~4日は現場に泊り込んで業務に就かねばならない事もある。

当然、その間は家に帰れないし、厳しい現場ではちょっと外に出てコンビニへといった事すら許されない場合もあるから、まるで一種の囚人のようだ。

職場まで何時間もかけて遠くから通っているような人にとっては泊まりの勤務というのはむしろ好都合なのかも知れないが、やはり私は例え数時間であったとしても快適な自宅へ帰ってゆっくりと過ごしたいもの。

そして、仮眠の時間も与えられ、休憩時間もやたらと多い反面、殆どの会社ではその時間分は何と時給が発生しないというのだから最悪。

つまり、24時間拘束業務でも、実際には仮眠や休憩時間を差し引いた分しか貰えない訳だから、そこをどう捉えるかで警備業に対する見方も変わってくるだろう。警備員をやるよりも、一日に二つの仕事を掛け持ちした方が結果として稼げるケースもあるかも知れないのだから。

動く事が極端に少ないから運動不足も深刻で、長年この仕事をやるのであれば必ず直面する問題である。

成人病や肥満対策もよく考えておく必要があろう。

どうしても警備員になれない人はどうする?

色々とメリット・デメリットのあるこの仕事だが、現場の環境や所属の会社、一緒に働く上司や同僚によっても変わってくるから一概に語る事は難しい。それでも確かに、少しでもラクを求めて警備の仕事をやってみようと考える人はいるものだ。

しかし、残念ながら条件が満たせなくて警備員になれないという人は、マンションの管理人や駐車・駐輪場の受付という仕事を狙ってみよう。

警備業とは異なるものの、やる事の内容はほぼ変わらないし、警備会社のように採用条件がうるさくないので誰でも応募できる。

実際駐輪場の受付等はシルバーの仕事の鉄板としてハローワーク等でもよく勧められるから、職員に相談すれば比較的簡単にありつけるだろう。

警備員の仕事から学んだ事

今となっては懐かしい話だが、とあるタワマンの警備をしていた頃、ようやく東の空が白み始めた冬場の寒い明け方の時間帯に一人起きて、誰も人が来ない受付に座っていると無性に空しくなるような、やるせない感覚によく襲われた事を思い出す。

今頃、普通の人達は自宅の布団でぐっすりと寝ているのに対して私はこんな所で一体何やっているのだろうとついつい考えてしまうものだ。

その時は事情からどうしてもまとまった金が必要だったので、仕事は複数掛け持ちして昼の仕事が終わったら夜はそのままタワマンの警備をして休みもなく働いてカネを稼ぐという毎日だったのだが、いつかこんな生活から抜け出す日を夢見て、今が人生の踏ん張り所と必死に自分に言い聞かせながら過ごしていたものだった。

そんな中、夜中の暇な時間帯にはよく色々な本を読んだりしたもので、特にネット副業とかのハウツー物は大分読み漁った経験がある。(笑)

そうして色々な知識を身に付け少しづつ実践して、やっと今に至るようになったという訳だ。

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